地域格差の大きい下水の現況(3)
下水に対する予算の推移を纏めてみました。平成10年度をピークに下降しています。現在はピーク時に半分程度に削減され当分は上昇する見込みはあり
ません。
しかし下水の多くは昭和30年〜40年代にかけて敷設されたものが多く耐用年数は限界に近づいています。加えて近年の異常ともいえる気象による大雨
の影響も無視できません。更新されるべき下水が放置されると大雨や地震などの災害時に住民の衛星環境に致命的な打撃を与えかねません。
展示品のない美術館を量産するよりも使用者のいない体育館を量産するよりも先にやるべき事業が存在するのです。